阿久根市の無人島あくね大島。この無人島へと観光客を運ぶフェリー乗船所の目の前に建つ、食肉加工会社である株式会社 三九の晴海工場。長らくの間、物置となっていた建物を直売所としてリノベーション。会社理念に掲げられている「つなぐ」をコンセプトに、「生産者と消費者をつなぐ場」「消費者と消費者をつなぐ場」にと、仕上げ工程のほとんどを社長はじめ奥様、スタッフ自らによるセルフリノベーションで決行。STYLE HOUSEのサポートのもと、塗装はもちろん、養生さえも初めてのチームが一丸となり、パテを打ちペーパーで整えペンキと黒板を塗り、港まちらしさで採用したトロ箱で天井と壁の一部を貼り、店内の顔とも呼べるPORTERS PAINTSのROSE GOLDで黄金に輝く壁面までもみんなでやり遂げました。スタッフのみなさんの愛着も一層。
加工場内があえて見えるように設けられたSTYLE HOUSEオーダーのFIX窓は、徹底した衛生管理と鮮度に自信があるからこそ、採用できること。
命をつなぐ食べ物たちに感謝する「いただきます」を伝えられるようにと、料理教室のために設けられたキッチンカウンターは、MORTEXの造作キッチン。テーブルや棚板には、あくね大島の松を使い、レストルームには阿久根に流れ着いた流木でスタイリングされた壁とトロ箱ミラーを。
阿久根らしさあふれる直売所です。
所在地 阿久根市
種別 リノベーション
撮影 福留 敦巳
設計 おにぎり
施工 STYLE HOUSE
Special thanks / konomi